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土黒小学校の皆さん,進級おめでとうございます。今日は,令和8年度の始まりの日です。今日から皆さんは,学年が一つ上がりました。1年生は,2年生に,5年生は6年生になりました。 皆さんは,昨日どんなことを考えましたか。「担任の先生は誰かな」「新しい学年の勉強は大丈夫かな」心配や期待,いろいろな気持ちが胸いっぱいに広がったのではないでしょうか。今まで以上にやらなくてはならないことも増えていきます。できるかなと心配している人がいるかもしれませんが,最初からあきらめてはいけません。「無理です」「できません」とやる前から言っていてはできるようにはなりません。失敗しても良いので,まずはやってみることが大切です。「無理です」「できません」と言う弱音を吐かない子供になってください。困ったときは,友達や先生達が手をさしのべてくれます。安心して何事にも挑戦してください。その姿を来週入学してくる1年生に見せてあげてください。 さて,校長先生は,昨年度の始業式で, 「柔らかくなろう」と話しました。本年度は「挑戦しよう」という言葉を伝えます。 今年の干支は午年です。馬は,「躍動・行動力・勝負運」の象徴であり,午年は,前向きな行動や挑戦に最適な年だと言われています。皆さんのなかには,「失敗することは悪いことだ」とか「恥ずかしいことだ」と思って挑戦できないでいる人がいるようです。でも,そうでしょうか。 「人間は転ぶことで歩くことを覚える」という言葉があります。赤ちゃんは,はじめ,歩くことができません。ある時期に立ち上がって歩こうとするようになっても,すぐには歩くことはできません。お父さんやお母さんが差し出す手に向かって,何度も歩こうとしては転び,転んでは歩こうとして頑張ります。お父さん,お母さんは,にこにこしながら赤ちゃんを励まします。そして,とうとう歩くことができた時,お父さんもお母さんも大喜びで赤ちゃんを抱きしめます。 そう,赤ちゃんが転ぶことを「悪いこと」だとか「恥ずかしいこと」なんて思う人はいません。赤ちゃんは,何回も「転ぶ」ことを経験したからこそ,歩けるようになったのです。 皆さんはその時のことは覚えていないかもしれませんが,自転車に乗れる人や逆上がりのできる人は,その練習をしていた時には,何度も失敗をしたこと,それでもめげずに練習をしていたことを覚えているのではないでしょうか。校長室の前で縄跳びが日に日に上手になっていく子供たちの姿を校長先生は見ています。人間は生まれた時にはできないことを,その後にできるようになっていく不思議な動物です。でも,それは「失敗すること」を恐れたり,嫌がったりしていてはできないのです。 もう一つ大切なことがあります。それは,失敗した人を笑ったり,からかったりしないということです。失敗した人を笑ったり,からかったりする人がいると,頑張る気持ちがくじけます。みんなが赤ちゃんを励ますお父さんやお母さんの優しさをもって,安心して失敗できる学校を作ることが必要なのです。今年は,サッカーのワールドカップが開かれます。選手はみんな世界一を目指して挑戦するのです。皆さんも,挑戦・チャレンジ精神をもって良い年にしていきましょう。
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